イースタン・カンファレンスのプレーオフのみどころ:1stラウンド

Browse By

もう1stラウンドはじまってしまいましたが… 汗
でも抑えるべきポイントは変わっていないはずなので、問題ないはず!

セルティクス (3) vs シクサーズ (6)

セルティクスは攻守ともにリーグ10位以内に入り、NETRTGではリーグ3位と優秀なチームです(シクサーズは10位)。とはいえ、セルティクスの控え層は薄く、6人目のスマートから7人目の差がはげしいチームでもあります。セカンドチームのローテーションをどうするのか、試合最後のラインアップにスマートを入れるのか、エンビード対策でビックを残すのか、その場合スマートを入れるとしたら誰をさげるのか… なども注目です。

シクサーズはオールスターのベン・シモンズが、バブルのシーディング・ゲームで左膝の膝蓋骨のサブラクセーション(亜脱臼)&関節鏡視下手術でシーズン終了してしまったため、いまチームのアイデンティティーを模索中です。いろいろローテーションも探りながらの戦いになるはずで、セルティクスに4勝するのは厳しいでしょう。

(Greg M. Cooper / USA Today Sports)

見どころは、ジョエル・エンビードをブラッド・スティーヴンスがどう抑えるか?
セルティクスのビッグは、ダニエル・タイス、エネス・カンター、アンダーサイズのロバート・ウィリアムス。シクサーズは、エンビードのまわりにシューターをおいてセルティクスが弱いバスケット下でエンビードを攻めさせるのがベストですが、セルティクスはどうカバーするのでしょうか。すぐにダブルに行ってエンビードからボールを離させるのか、1対1でがまんするのか、それは何故なのか?など、互いの戦術のやり合いがいちばん見て楽しいポイントだと思います。

また、シクサーズはエンビードと相性が良くない自分の選手のアル・ホーフォードをどう使うかも課題です。初戦はスタートさせて様子を見るでしょう。ゲーム1で負ければ、ホーフォードはベンチに下げて、早い段階でサイブルをテイタムに当ててスタートさせて修正を図ると思います。

シクサーズがこのシリーズを負ければ、ヘッドコーチを変えるでしょう。ブレット・ブラウンにとっては正念場です。

何もなければセルティクスが準決勝に進むと思います。

 

ペイサーズ (4) vs ヒート(5)

(Photo by Kim Klement – Pool/Getty Images)

ペイサーズはオールスターのドマンタス・サボニスが左足の足底筋膜炎で欠場。

ペイサーズはサボニスで多くのPnRをやっていましたが、彼が足のケガでいないため、TJ・ウォーレンを4にあげてスペースをつくり、ペリメターの選手が空いたスペースをアタックするというカタチに変えています。バブルでウォーレンが大活躍していますが、ボールが必要なサボニスがいなくなった結果、彼がスペースを前にボールを持てるようになったからだと思います。

裏テーマでは、このシリーズはペイサーズの未来を考える大切な試合となります。ペイサーズは、今年オラディポの契約延長が可能、来年はウォーレンの契約延長が可能です。しかし、2人をマックスかマックス近い契約はできないので、サボニスかターナーを出さなければいけません。オールスターに選出されましたが、今一番高く売れるサボニスをトレードしてアセットを集めるのが良さそうです(ペイサーズはスモールマーケットなのでFAで良い選手がこれないので、トレードかドラフトでチームづくりをしなければいけません)。ヴィクター・オラディポはケガから復帰しましたが、ゴールへのバーストも戻っておらす万全とは言えません。ジャンプショットが多くなっています。ペイサーズは契約延長をオファーするのでしょうか?ウォーレンに未来を託せるのでしょうか?などペイサーズの未来がかかった戦いにもなっています。

ペイサーズは、サボニスがいなくなってリバウンド力が落ちました。バブルではロケッツよりもリバウンド・レートが悪い68.9%で、ターナーの控えもあまりいい選手がおらず、リバウンドやリム・プロテクションで苦戦しそうです。

ヒートですが、バブルでスターティング・ラインアップを変えています。バムを4から5に移して、レナードの代わりにクラウダーを入れました。おそらくバムを5にするのと、バトラーにないスリーをクラウダーで補填する狙いがあると思われます。これにより、ディフェンスでは1-5のスイッチが可能になりました。ペイサーズのオフェンスはヒートのゾーンも含めた変幻自在なディフェンスになかなか苦労しそうです。

バムが5になってボールハンドリングやロールマンになったり、シューターへのDHOをしたりとオフェンスの破壊力が大きいです。更にまわりにバトラーやドラギッチらドリブルができてオフェンスをクリエイトできる選手がいるので、勝敗はペイサーズの守備にかかっていると思います。

ペイサーズには攻守において課題があるので、そこを攻められるか守備で自爆するかの組み合わせで、ヒートが勝ち抜くと思います。

 

ラプターズ (2) vs ネッツ (7)

(Photo by Jim McIsaac / Getty Images)

あまり書く事がありませんね。ネッツのケガ人の方が本題よりも多くなりそうです 笑

ご存知の方がほとんどだと思いますが、ネッツは、ケヴィン・デュラント(アキレス腱)とカイリー・アーヴィン(右肩インピンジメント)が今シーズン怪我で欠場。デアンドレ・ジョーダンとスペンサー・ディンウィディーがコロナ感染によりバブル出場を見送り。ロスターにはジョー・ハリス、ジャレット・アレン、バブルで活躍したキャリス・レヴァート、再開前に契約したジャマル・クロフォード以外わからない人も多いのではないでしょうか。私もスターターが誰か聞かれても全員答えられません、たぶん。

そして、マッチアップはすべてのエリアでラプターズが上だと思います。ラプターズには弱点となり対策をしなければならないポジションがなく、ディフェンスもリーグ2位(バブルでは圧倒的に1位)と段違いで上なので、ネッツが4勝するのはほぼ不可能だと思います。あ、ラプターズには、COY最有力候補の知将ニック・ナースもいます。

 

バックス (1) vs マジック (8)

(Photo by Fernando Medina / NBAE via Getty Images)

マジックはACL損傷でジョナサン・アイザックを失った事が大きいです。またアーロン・ゴードン(ハムストリングの肉離れ)も欠場です。控えのモ・バンバもコロナ感染の後遺症の治療のためバブルを離れました。ヤニスにマッチアップさせる2人がいないので、誰がこの大役を担うのでしょうか。

今シーズンMVP最有力候補のヤニス・アデトクンボは、相手守備のスキームを変えるほどの選手です。昨年はシュート(特にスリー)がないヤニスの前に壁を作ってゴール下侵入を防いでいました。今年もプレーオフ初戦から同じ光景が見られるのでしょうか。

バックスの守備はペイントを守るスタイルです。PnRのカバレッジも深いドロップカバレッジですので、マジックはフルツとヴーチのP&ポップからのヴーチのJや、スリーを入れまくれば勝てるかもしれません。ただ、スリーを4試合も入れまくれる確率は低く、マネーボール的にバックスが有利です。

ただ、マジックはオフェンスのカタチが確立しているので、7位のネッツよりも良いチームだと思います。その点バックスは運がなかったのではないでしょうか。

 

サムネイル画像:Photo by Getty Images