イースタン・カンフェレンスのセミファイルの見どころ

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バックス vs ヒート

このシリーズの見どころは、ヤニスとバムのマッチアップです。

バムはサイズもリーチも横にも動けるので、ヤニスを1対1で守ることができます。ヤニスを守ることができる選手はあまりいないので、激しい戦いになりそうです。バムの活躍に期待しています。

そうなると、バトラーがミドルトンにつくのではないでしょうか。
ロペスにクラウダーかもしれません。この場合、ロペスはポストでミスマッチで攻めますが、ヤニスのレーンが狭まるのでヒートにしたら良いことなのかもしれません。

また、ヤニスの前に「壁」をつくるのはデフォでしょう。ヒートのディフェンスは、ゾーンやヘルプ、壁などでかなりヤニスを絞りこみ、外で勝負させるのではないかと思います(他のチームも一緒ですが)。マジックはまだ地力の差はありすぎて問題にはなっていないようですが(1試合も観ていないのであしからず)、プレーオフの守備に自分で点を取れていないミドルトンとブレッドソー(去年まで)がどこまでできるかが重要なような気がします。特にミドルトンを小さなガードにスイッチさせて攻めさせるのはありかもしれません。

バックスは、シュート力がないヤニスのまわりにシューターを配置してヤニスのためにスペースをつくっていますが、バックスのスリーはシーズン中は実はよくありませんでした。

スリーはリーグ18位の35.5%。ヒートは2位の37.9%。
これがプレーオフになると、バックスは5位の39.1%。ヒートは6位も39.1%。
両チームともににプレーオフに入ってスリーの調子は良さそうです。

バックスの守備は、スリーをある程度捨てて中を固めてリムを守るスタイルなので、スリーがないイグォダラやジョーンズの出番は少なくなりそうです。

となると、ヒートのバムとロビンソン(スリーが44%!)のDHOからのスリーをどう守るのか?その時、ロペスはどこに位置しているのか?それともバムにはヤニスをつけるのか?ちょっとどう対応してくるのか興味あります。

ヒートにはバトラー、ドラギッチ、バムとボールハンドラーがいるので、ロペスのドロップカバレッジも崩せそうな気もします。好調でプレーメークできるドラギッチの役割が増えるでしょう。ローテーションを変えて出番が減ったナンも活躍のチャンスがありそうです。特にバトラーは今シーズンぜんぜん外がなくなってしまいましたが、その代わりにファウルをとられるのがうまくなりました。バックスの守備もファウルが多くなりそうです。

バックスはなるべくファウルを抑えたいところです。ファウルが増えると、FTのあとのヤニスを待ち構えているハーフコート・ディフェンスに対抗しなければならず、ヤニスが思うようにオフェンスできなくなります。バトラーやドラギッチへのファウルには気をつけたいですね。

ラプターズ vs セルティクス

見どころはいろいろあります。

パスカル・シアカム vs ジェイソン・テイタム

アヌノビー vs セルティクスの1~4

策士ニック・ナース vs ATOの魔術師ブラッド・スティーヴン

そして、カイル・ラウリー vs マーカス・モリスのフロッピング合戦(笑)

両チームともディフェンスは素晴らしいので、でもメインはディフェンスの戦いになると思います。

 

マッチアップ復習

バブルでの対戦では、ラプターズはテイタムにラウリーを、ブラウンにシアカムをつけていました。
なので、実際にはシアカム vs ブラウンになります(ゴードンがいなくなったので、マッチアップが変わる可能性があります)。

セルティクスはケンバをアヌノビーにつけると思います。
スクリーンをオーバーできるスマートやブラウンをラプターズのラウリーとヴァンヴリートにつけて、テイタムをシアカムに。

 

ディフェンス

トランジションが得意なラプターズは、トランジションDがリーグNo1のセルティクスとは最悪です。もちろんセルティクスはラプターズのトランジションを止め、ハーフコートに持ち込むと思います。ラプターズのヴァンヴリートとラウリーのバスケットまわりのフィニッシュの精度はすごい訳ではありませんので、ラプターズのオフェンスは、シアカムがどこまで覚醒できるかにかかっていそうです。

しかし、シアカムはシーズン再開してからも調子は良くないので、ラプターズのオフェンスは苦戦しそう。

また、カンターが意外とガソルと相性が良いそう(元グリズリーズのプレジデント談)なので、イバカの出番が増えそうです。

ラプターズのディフェンスは、1〜5までスイッチできますし、ヘルプもすごく上手です。1~4を守れる優秀なアヌノビーというウィング・ディフェンダーも擁し、それに加えて多様なゾーンも織り交ぜて来ますので、セルティクスも苦戦しそうです。

セルティクスはボールハンドリングとビックが課題ですね。なのでドライブが少ない。プレーオフを勝ち抜くにつれてゴードン・ヘイワードがいないのが響いてきます。ケンバとタイタムがどこまで点を取れるかにかかっています。特にミッドレンジやハイPnRなど増えるのではないでしょうか。あとは、ベンチ層が薄いので、彼らが出ている時間をどう凌いでいくのかも課題になりそうです。

両チームともに、パスもあり、ディフェンス力も高く、IQも高いので、どのようなディフェンスをどう攻略するのかを見るだけでもかなり楽しいのではないでしょうか。1試合ごとに修正が入りるため、シリーズ全体でナレティブ(ストーリー性)が強い。なので、1試合目から決着までを通して見ていくと濃厚なシリーズになると思います。これもプレーオフの醍醐味ですね。

 

サムネイル画像:Photo: Ashley Landis / pool via Getty Images