トレードシーズン:フィラデルフィア・76ers

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今シーズンのトレードデットラインでの最大の注目はシクサーズはベン・シモンズをトレードするか?でしょう。そんなシクサーズのこれまでのトレード情報をまとめました。

フィラデルフィア・セヴンティーシクサーズ

やはり今シーズンの最大の注目はベン・シモンズのトレードがあるかないかです。最近では、モリーの要求があがっただとか、狙いを30人の選手から25人に絞ったとか言われています。

シモンズのトレードでオールスター級の選手を狙うのは、球団内でも意思統一されていて、オーナー、プレジデントのダリル・モリー、ヘッドコーチのドック・リヴァース、ジョエル・エンビードの足並みは揃っているとのこと。仮にトレードデットラインでシモンズをトレードできなくても、エンビードのプライムを無駄にするとは考えていないそうです。エンビードも最近「勝つためのすべては揃っている」と言っていて、シモンズのトレードがなくても問題なさそうなので、オフシーズンにハーデン、リラード、ビール、ブラウンが売りに出されるまで様子を見るのも十分あり得そうです。

そのため、モリーは今回のトレードデットラインはパスして、夏にジェームズ・ハーデンのサイン&トレードを狙うというシナリオに変えたと見る人たちも多いようです。ハードキャップは約151.1億円なので、お金の計算だけであればシモンズとハーデンのトレードは成立します。その場合、約10億円のギャランティーが7/1に成立するダニー・グリーンは戻ってこれないかもしれません。

とは言え、シモンズのトレード交渉は続くでしょう。

今はシモンズを欲しがっているキングス、ペイサーズ、ウルブスとスリーチーム・トレードができないか議論しているそうです。キングスのパッケージではハリソン・バーンズが入るとも言われています。

また、ピストンズも、ジェラミ・グラント、セディック・ベイ、ケリー・オリニク、1巡目指名権などをオファーしましたが、シクサーズはそれほどよろこばなかったと言われています。

また、トレード候補にトアイアス・ハリスの名前があがってきました。彼の契約は残り2年で約76.8億円。

これが意味しているのは2つあります。A:シモンズのトレード交渉をしているチームが再建ではなく、まだプレーインを目指すチームである。B:シクサーズは、あまり活躍できていないハリスのサラリーを落として夏のFAでのキャップの自由度をあげようとしている。イコール、FAのハーデンやビールを狙うということでしょう。

キングスがシモンズとハリスのトレードを検討していたそうですが、検討だけで終わったようです。ハリスを引き取ってくれる3つ目のチームを探していたようですが、結局うまいこと見つけられなかったようです。また、キングスは、サイブル、アイゼィア・ジョー、ポール・リードの身辺調査のためリーグ内の人たちにコンタクトをとっていたとのこと。

ホークスも、シモンズにジョン・コリンズ、カム・レディッシュ、1巡目指名権を検討していたようです。しかし、ハリスの名前が出てきて交渉が止まったとのことです。

ハリスは今シーズン攻守ともに微妙ですが、サラリーは約35.9というリターン率がとても悪いだけではなく、今シーズン以降の契約が後2年約76.8億円残っています。これではどのチームもちょっと怖くて手が出せないのではないでしょうか。

シクサーズはどうやらエンビードだけがアンタッチャブルのようです。サイブルもほぼアンタッチャブルというレポートもあります。

ベン・シモンズの近況ですが、トレーニングセッション、チームミーティング、メンタルヘルスの専門家と会ったりして、チームの要求する義務を満たしているようです。まだ試合やシクサーズの指定する練習に来なかったりした場合は罰金を課せられているようです。シモンズはそれを受け入れていて、今シーズンはもうプレーできなくても仕方ないという心の準備はしているそうです。

ダリル・モリーのインタビュー

1/20にダリル・モリーがラジオ出演し、シモンズのトレードについて語っています。シモンズとの直での会話は増えてきているそうで、シクサーズにとっていちばんいいのはシモンズのトレードではなくチームに帰ってきてくれることだと考えているそうです。

また、シモンズとはお互いがWin-Winになるトレードをすることで合意しており、シモンズのことも考えてトレード先を探しているそうです。ただ、トレードがあるかどうかはわからないとのこと。

以下、モリーのことばをまとめました。

まずはトレードの考え方から:

モリー:「私たちはジョエルを助けるためにできることは何でもする」

モリー:「そのために2月の時点でベストなことをするべきというのが最初の反応になると思う。でも、私はそれは悪い方向へ行くと思う。ジョエルがとてもすごいプレーをしているので、このトレードは私たちが必要としているまさにそのことを補わなければいけない。現時点でプレーオフで通用しないディフェンスなのか、プレーオフで通用しないリバウンドなのか、ドックの言うようにプレーメークなのか…トランジションも改善することが大事だ。実際は私たちには多くのことが必要だ」

モリー:「ジョエルのために正しいことをしたい。優勝するために高い位置へ行かなければいけない。リーグで優勝するベストチャンスが7位から6位になるのことを進めないようにしないといけない」

また、少しの優勝のオッズが高まるくらいならトレードはやらないと言っています。

モリー:「優勝候補になるトレードを探している」「ベンをトレードしたがっている人たちは、彼の名前がここになくなってうれしいだろうが、優勝のオッズはそれほど変わらない。今シーズンだけを台無しにするのではなく、私たちの未来も台無しにしてしまう」

モリーが言っているのは、シモンズをトレードしないことがシーズンをダメにしてしまうと思うなら、それは間違っている。なぜなら、ちょっとしたトレードをするだけで、未来のシーズンすべてをダメにしてしまう可能性もあるからで、それは避けたいと考えているようです。

トレードの可能性については

モリー:トレードはあるか聞かれ「トレードはあるというよりもない方だと思う。トレードはしようとしている…わたしたちがやっているのはそれだけだ。他にこれよりも重要な仕事はない」

モリー:「なぜトレードがあるというよりもないと思うと言ったのかと言うと、トレードをするには2~3チームが必要なる。このリーグでトレードを構築するのは簡単なことではない。リスクへの反感も多い。乗り越えなければいけない決定権を持つ人が多い。とても交渉をまとめるのはとても複雑なんだ。それでいつもトレードはするよりもしない方の可能性が高い」

トレード要求は変わったかについて聞かれ

モリー:「ジョエルがすばらしいプレーをしているのだから、それで優勝のオッズが5%あがったかもしれない。だから私たちはフィットが良いトップ40の選手とトレードできるかもしれない」

エンビードがオッズをあげたので、それならトレードする選手がトップ30の選手ではなくトップ40の選手になっても優勝を狙えるという意味だと思います。

また、リターンの内容についても:「すごく良い選手を得て、それにマキシィレベルの手堅い若い選手をリターンで得られたら、トレードの可能性はよりあがる」と言っています。

モリーの話をまとめると、ジョエル・エンビードのプライムを無駄にしたくないが、単にトレードするだけでは未来の動きもできなくなってしまうのでそれは避けたい。しかし、今エンビードが優勝のオッズをあげてくれたので、トップ30以下の選手でもフィットと見返りが良ければトレードするかもしれない、ということですね。そして、その選手が見つからなければ夏まで待つことを厭わない。

モリーが自分からリターンをさげるような発言をすることに驚きましたが、逆にそれが彼の本心だということでしょう。シクサーズははたして優勝オッズをあげられるような選手を得ることができるのでしょうか。楽しみですね。

ベン・シモンズのトレード要求からの経緯もまとめてありますので、興味ある方はぜひ読んでみてください。

次回は、トレードの噂が高まっているホークスとキングスをとりあげたいと思います。


参考サイト:Update on Ben Simmons trade talks, frustrated Hawks star John Collins a possible match? NBA news and notes/NBA Rumors Binge: A Desperate Ben Simmons Suitor + How Lakers Can Keep Monk/Latest NBA Trade Intel: How Will Dame Lillard Surgery Impact Ben Simmons Market?