トレード特集 Prt.3:レイカーズ&ロケッツ

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現在(1/31)、レイカーズはウェスト9位でプレーイン圏内。オフェンスは108.5で23位、ディフェンスは110.2で18位。ネットレイティングは-1.7で21位です。下にいるのはペイサーズ、ウィザース、ブレイザース、ペリカンズ、キングス、サンダー、マジック、ロケッツ、ピストンズです。私も正直調べるまでここまで悪いとは思っていませんでした。

それでも538の予想ではウェスト9位でシーズンを終え、RAPTORでのプレーオフ進出の確率は23%です。Eloでは25%。まだプレーオフの可能性はあります。主力選手がケガから復帰し、ADがかつての活躍を見せれるようになればもっと高い順位でシーズンを終えることもできるでしょう。

しかし、ケガやコロナがあったとしても、9位という現実はなんとかしなければいけません。トレードで戦力を補強して少しでもレブロンやADの助けになるような選手を獲得したいのではないでしょうか。

そんなレイカーズが現在興味を持っていると言われているのが、ベン・シモンズ、ジェラミ・グラント、ハリソン・バーンズだそうです。レブロンの守備を軽減できて、相手エリートウィングを守れ、スウィッチもでき、オフェンスではスペースが広げられる(シモンズはクラッチ枠?)ウィング狙いですね。ペイサーズのマイルス・ターナーの名前もあがっています。

レイカーズにはトレードできる選手は少ないですが、交渉を続けているそうで、その情報をまとめます。

レイカーズのトレードの問題点

残念ながらレイカーズにとってはとても厳しいトレードシーズンになりそうです。理由は4つあります。

①ミドルサラリーがない

レブロン、AD、ラスの次にサラリーが高いのがTHTの約9.5億円で、その次がケンドリック・ナンの約5億円です。あとはミニマムなので、これをたくさんトレードに入れてサラリーマッチをすると、相手のロスター調整が大変過ぎて(何人もウェイブしなくてはならなくなる)あまり使えません。こっちが2人送って5人返されても困ります。シーズン中のトレードがオフシーズンよりもむずかしいのはこういうところもあります。

そうなると、THTとナンの14.5億円だけでは、他にも噂になっているバディー・ヒールド(再び!)やハリソン・バーンズ、ジェラミ・グラントの契約とサラリーマッチできません。狙う選手のレベルを下げて、エリック・ゴードンのような選手を狙う方が現実的です。

②相手が欲しがる選手がいない

レブロン、ADはさすがにトレードに出さないでしょうから、レイカーズはトレード市場で需要が高い選手をTHTやミニマム級の選手で釣らなくてはいけません。

ウェストブルックもサラリー的にはアントレーダブルで、現実的にはTHTとナンの組み合わせで違いを生み出せる選手を獲得するしかないでしょう。しかし、THTも約10億円のフルMLE級のプレーができていない&思ったよりも成長が見られないため、他チームからの評価は低いようです。ナンは今シーズンまだ試合に出られていない状態で、数字合わせ以外で手を出すのはちょっと怖いですね。このようなパッケージでは他チームと比べると弱いと言わざるをえません。

③ドラフトアセットがない

餌の質が悪い場合、どうやって餌をよく見せればいいのでしょうか?

そうです!指名権で大きく見せればいいのです。

しかし、それもレイカーズにとってはきびしい状況です。レイカーズはADとウェストブルックのトレードで1巡目指名権をかなり使ってしまっていて、いちばん早くトレードで使える1巡目指名権は2027年のものになります。その頃には相手GMも首になっていないかもしれないので、魅力的なアセットには見えません。

それに、ロスはフリーエージェントが行きたがるマーケットなので、2026-27シーズンにレイカーズが再建に入ったり、ドラフトがロッタリー圏内に入ったりするとは考えにくいです。そのため、2027年の1巡目指名権をプロテクションなしにしなければ、トレードで使えるような武器にはならないのではないでしょうか。

ペリンカも2026年にはいないかもしれないので、プロテクションなしで出してしまう可能性もあります。しかし、NBAでは何が起こるかわかりません。2027年にはレブロンもウェストブルックもいなくて、ケガがちなADは33歳です。オーナーはプロテクションなしで未来を差し出すのはためらうのではないでしょうか。

④タックス

レイカーズのトレードには更に問題があります。それはタックスです。

レイカーズはタックスをすでに約38.2億円払うことになっています(トータルでは約192.8億円)。もし出すパッケージよりも多いサラリーを受け取るなら(グラントやヒールド)、タックスが増えてしまいます。トータルサラリーは約200億円は超えるでしょう。

オーナーのジニー・バスがどこまで使う気があるのかはわかりませんが、バードライツがあったアレックス・カルーソの契約を見送ったことを見れば、彼らがタックスを払いたがっていないのがわかります。

もう時間のないレブロンからしたら、そんなことは関係ないかもしれませんが。バス家は他のオーナーのように大きなビジネスを持っている訳ではないので、タックスを払う=自分たちの資産を失うことになり、かなりの覚悟が必要だと思われます。仮にグラントやヒールドを得たとしても、来シーズンもキープしないといけないでしょうから、誰かをトレードで出さない限り、この先もタックスが増え続けます。

その覚悟がバス家にあるか?

実際に、レイカーズはジェラミ・グラントのトレード交渉でTHT、ナン、2027年の1巡目指名権をピストンズにオファーしたそうなので、案外タックスは赤字にならない限り払うつもりがあるのかもしれませんが…

だったらパニックにならずに最初からカルーソはキープしてくれよ、という話になってしまいます。

そのため、ホーネッツ等の他のチームのTPEに、デアンドレ・ジョーダンやローテーションから外れたベイズモアに2巡目指名権やキャッシュをつけてサラリーダンプする方が現実味があります。

レイカーズのトレード噂

ちなみに、レイカーズが交渉しているピストンズとキングスはまだレイカーズより良いオファーがあると思っているようです。デットラインが近づくにつけ、他チームのオファーが良くなっていくかもしれないので、今トレードできなければ、レイカーズにとってかなり不利な状況になってきます。

グラントに限っては、本人がレイカーズでレブロンとADの後の3番手でプレーしたくないと言っていたので、レイカーズがグラントを獲得することはないでしょう。

ペイサーズはマイルス・ターナーに1巡目指名権と将来有望な選手を希望しているといいます。ペイサーズが2027年のレイカーズの指名権とTHTをどう評価するかにかかっていそうです。また、足をケガしたターナーがプレーオフに復帰するかわからないので、レイカーズは唯一残っている貴重な弾丸をその不確実な未来に賭けることはなさそうです。

モンクには他チームも興味を持っていそうですが、サラリーが低過ぎて違いを生み出せる選手は獲得できません。

チームになかなかフィットしていないウェストブルックについても噂が出ています。彼の市場は死んだようになっているとのレポートがあります。需要がないと言ってもいいかもしれません。問題はレイカーズの最高級である約44.2億円(来年約47億円)の契約に見合ったプレーをしていない事につきるでしょう。レイカーズが彼をトレードに出していると言った情報もありませんし(内部で検討していたというレポートはありました)、契約が特大過ぎてトレードはできないでしょう。

マーク・ステインによると、条件次第ではロケッツが引き受けるという話を聞いたそうです。もし、レイカーズが2027年の1巡目指名権をつければ、ロケッツはジョン・ウォールとウェストブルックのトレードに動くのこと。

ロケッツにすれば、今のままだとウォールは塩漬けの負債資産ですが、それが5年後であっても1巡目指名権に変えられるなら、同じサラリーのウェストブルックを取っても良いとのことでしょう。

レイカーズにとっても、よりスタンダードでシュートもあるPGのウォールの方がチームにはフィットしそうです。ウォールは今シーズン1試合もプレーしていないので、コンディションやケガの状態もわかりませんが、エージェントがクラッチなので、レイカーズやレブロンもウォールがどういう状態なのかはすぐにわかると思います。もちろん、ウェストブルックのトレードにはレブロンとADの了承を得なければいけないでしょうが(ラスをリクルートした彼らの間違いを認めたことになる)、どうなるでしょうか。

実際には、レイカーズは貴重な1巡目指名権は他のトレードに使いたいようですし、ロケッツの話はなさそうです。しかもウェストブルックをとるためにすでに1巡目指名権を出してしまっているので、更に1巡目を出すのは高すぎますね。もし、このトレードがあるとすれば3チームトレードになるとのこと。このウェストブルック ⇄ ウォールの話は、「そういう噂話もあるよ」くらいの感じで受け止めてもらえればと思います。

このように、レイカーズの現状から、今回のトレードで彼らが違いを生み出せる戦力補強をするのは非常に厳しいです。球団内のあるソースも、レイカーズに残された道は:「(ラスのレブロンとADへのフィットが)ダメだからと言って彼がトレードできるようになったりはしない;NBAの全員がそれはわかっている。だからこれをうまく機能させなければいけない。残っている選択肢はそれだけだ。今シーズン、プランBはない」と言っています。

プランB(次の手)はない…厳しい言葉ですが、それがレイカーズの現実でもあります。まずはみんなが健康になることが先決です。健康なレブロンとADはまだまだ対戦相手にとって恐ろしい存在だと思いますし、特にADが以前のような活躍ができれば、それだけで優勝候補に入れるかもしれません。

レイカーズにとって大事なのは、トレードではなく、レブロンとADの健康、そして前半機能したとは言えなかったウェストブルックの使い方を変えることではないでしょうか。

ヒューストン・ロケッツ

クリスチャン・ウッズは契約が残り1年で今がいちばん高く売れる時だそうです。同じビックのポジションにルーキーのシェングンやガルーバがいるので、も彼らにプレー時間を与えるためにも、1巡目指名権がリターンで得られるのならトレードしてもいいのではないでしょうか。

ヒートがウッズを追っていると言われ続けているようで、ダンカン・ロビンソンとのトレードの枠組みの噂がリーグ内でまわっていたとのこと。ロケッツはもっと多くのリターンを要求しているようです。

再建中なので、若手にプレー時間を与えるという意味では、センターのダニエル・タイスもトレードしてもいいでしょう。ベテランの彼はプレーオフを狙うチームの方が合うと思います。ターナーに対する高いリターンを気にしているセルティクス、ホーネッツ、バックス、ラプターズが問い合わせをしたとのこと。

ボールを持ててシュートがあり、ディフェンスではスウィッチもできるエリック・ゴードンの需要が高そうです。正直、どんなチームに行ってもフィットして活躍できると思います。ロケッツはそんな彼のリターンに1巡目指名権を求めていると言われています。しかし、今のところゴードンへのオファーはいいものがなく(または高く売ろうとしているので)断っているようですが、ロケッツはデットラインが近づけば最終的に望むリターンを得られると考えているようです。レイカーズ、マヴス、ウルブス、セルティクス、キャブス等、彼が貢献できそうなチームも多いです。

今年約40億円、来シーズン約40億円のジョン・ウォールのトレードに興味を持っているチームはないようです。シーズンがはじまる前はクリッパーズだけがトレードに興味をしめしていたようですが、クリッパーズには指名権も目ぼしい若手もいなかったのでトレードは実現しなかったのかもしれません。

ジョン・ウォールがフリーエージェントになればクリッパーズ、ヒートが興味を持っているそうです。ウォールはバイアウトはしないそうなので、今シーズンはウォールの活躍は見れなそうです。ちなみに、今ウォールはロケッツとは一緒ではなく、マイアミにいて、タイリース・エヴァンスとマイケル・ビーズリーと一緒にワークアウトしているそうです。

トレード特集 Prt.1:ホークス&キングス

トレード特集 Prt.2:ピストンズ&マジック

トレード特集 Prt.4:ブルズ/バックス/キャヴス/ネッツ

トレード特集 Prt.5:ラプターズ/ホーネッツ/セルティクス


参考サイト:Update on Ben Simmons trade talks, frustrated Hawks star John Collins a possible match? NBA news and notes/NBA Rumors Binge: A Desperate Ben Simmons Suitor + How Lakers Can Keep Monk/Latest NBA Trade Intel: How Will Dame Lillard Surgery Impact Ben Simmons Market?/De’Aaron Fox addresses Kings trade rumors, his ideal role in the NBA/Sources Explain Why James Harden Would Welcome New Scenery Next Season/NBA Rumors Binge: A Desperate Ben Simmons Suitor + How Lakers Can Keep Monk/The Westbrook Trade the Lakers Need. Plus, More Observations From Around the NBA./Latest NBA Trade Intel: Would a John Wall-Westbrook Trade Really Help Lakers?/The Los Angeles Lakers and Russell Westbrook are stuck inside their own grand experiment