2022 NBAフリーエージェンシー!

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いよいよ2022年のフリーエージェンシーがはじまります。そこで、今年のフリーエージェンシーの主な選手/チームを紹介します。

プレーヤー・オプション

ジェームズ・ハーデン

$47.3Mのプレーヤー・オプションをオプトインしてフリーエージェントに。ロケッツとネッツを抜けて、もはや他のチームへ行くことはないでしょう。そうなると問題は、いくらで何年の契約になるかです。

ハーデンのマックスの選択肢は、大きく分けて以下になります。

  • オプトインしてからのマックス4年契約延長:5年トータルで$273.5M
  • オプトアウトしてからのマックス再契約:5年で$246M

しかし、The Athleticのシャムズ、ESPNのブライアン・ウィンドースト、The Ringerのケヴィン・オコナーらが、ハーデンはチームのロスターづくりを助けるために、マックス契約をせずに、より低いサラリーで短期的な契約をするとレポートしています。

シクサーズですが、このオフシーズンでは$10.6MのフルMLEの一部を使ってロスター強化を狙っているようです。そのためには、現在タックスライン超えのサラリーをタックスライン以下にさげなければいけません。そして、フルMLEを使いつつタックスも回避するのであれば、ハーデンの契約は$35Mがベストです。そうすればシクサーズは13人で$142Mになり、フルMLEを使うと同時にタックスも回避できます。(ハリスらをトレードして少ないサラリーを受け取ることが可能なら、ハーデンのサラリーをもっと大きくするか、又はBAEを使うこともできます)

ハーデンのサラリーが1年$35M~37Mになることについては、ずっと前の記事で具体的に検証していたので、興味のある方は参考までにぜひこちらも読んでみてください。

また、シクサーズはマティス・サイブルのトレードにもオープンなようで、ブレイザースとマーヴェリックスの名前があがっているよです。

ラッセル・ウェストブルック

(Photo by Kim Klement/USA TODAY)

ウェストブルックが$47Mのプレーヤー・オプションをオプトインしました。

ラスにとっては契約最後のシーズンになります。もし来シーズン結果を出せなければ、レイカーズと再契約できる保証はありません。もしレイカーズがラスと契約しないのであれば、バードライツを失ったフリーエージェントになります。そうなれば、もしマックス級のサラリーを望むなら、再建的チームとの契約になりますし、優勝を狙うのであれば、我慢して優勝候補チームとMLE+のサラリーでの契約になってしまいます。$20Mで長期的な契約のオファーもないのではないでしょうか。

いずれにせよ、ラスが来シーズン以降も大きな契約を得るためには、新ヘッドコーチのダーヴィン・ハムが望むようなプレーを見せて、昨シーズンとは違うことを証明しなければいけません。それができれば、レイカーズもよろこんでバードライツを使ってラスと大きな契約をすると思います。

未来のファイナンス的なことを考えると、来シーズンはラスにとっては大きなシーズンになります。

カイリー・アーヴィン

$36.5Mのプレーヤー・オプションを正式にオプトイン。ハーデンのようにフリーエージェントにはなりませんでした。才能は疑いようがないので、バスケに集中すれば評価がすぐにあがり、マックス契約が可能かもしれません。今シーズンはぜひMVPレースに絡むくらいがんばって欲しいですね。

カイリーのオプトインまでのネッツとの交渉はこちらを参考にしてください。

ブラッドリー・ビール

$36.4Mのプレーヤー・オプションをオプトアウトしてフリーエージェントに。

彼の選択肢は以下のようなものがあります:

  • オプトアウトしてウィザースとマックスの5年248Mで再契約
  • オプトアウトして他チームと4年で$235Mの契約

しかし、FA市場で彼のマックスの$42.7Mを払えるチームはありません。

ビールは話す人によって話が変わるそうで、どうするか読めないと言われていましたが、Wojがウィザースとマックス5年契約をするとレポートしています。マックスで契約してサラリーを保証さえしておけば、今後ケガをしたり、チームがプレーオフに行けなくてもトレード要求をすることができます。今のうちにマックスをもらう事に越したことはありません。

マックス級フリーエージェント

ザック・ラヴィーン

ラヴィーンにとってははじめてのフリーエージェンシーなので、全てのオファーを検証するとレポートされていました。しかし、これは彼の5年目の契約をプレーヤー・オプションにするとか、トレード・ボーナスを入れるかなどの交渉の一環だと思われます。今はブルズとの再契約が濃厚と言われています。

ラヴィーンの契約の選択肢は…

  • ブルズとの5年マックス:$212M
  • 他チームとの4年マックス:$157M

ビールと同じように、ブルズでマックスをもらっておく方が良さそうです。

RFA

デアンドレ・エイトン

サンズはクオリファイン・オファーをエクテンドしてエイトンをRFAにしました。どんな契約もマッチできます。しかし、以下のようなネガな情報が多勢を占めています。

  • エイトンは契約延長をためらったサンズに対して良い気はしていない
  • サンズのオーナーのサーヴァーがケチなので、マックスは出さない
  • サンズはエイトンレベルの数字を残せるセンターを見つけることができると考えている
  • ヘッドコーチのモンティー・ウィリアムスとクリス・ポールとの関係が維持できない

そのため、エイトンは来シーズンはサンズにいないという見方が一般的です。

しかし、エイトンをRFAで失うとサンズには彼の変わりの戦力と契約できるキャップスペースがありません。そのため、エイトンを欲しがるチームとサイン&トレードをするのではないかと言われています。

マイルス・ブリッジス

(Photo by Nell Redmond/AP)

マックス近くの契約になるとも言われていましたが、ピストンズがキャップスペースをニックスとのトレードなどで使ってしまい、$22Mしか残っていません。予想されていたような$30Mのマックス近くのオファーはなさそうです。

キャップが残っているペイサーズがオファーを検討しているとの噂がありますが、ホーネッツのGMのミッチ・クパチャックは彼を連れ戻す意思を公にしており、おそらくどのようなオファーシートにもマッチすると思われます。

コリン・セクストン

昨シーズンはじめにケガした左膝メニスカス損傷から回復中ですが、キャンプには待ち合うようです。

キャブズはセクストンとの契約延長交渉の初期段階で、ジョーダン・クラークソンの3年$51Mに近いオファーをしたようです。セクストンは市場で$20M以上得られると信じているそうです。

フリーエージェント

ジェイレン・ブランソン

ニックスが4年110Mの契約をオファーすると言われています。そのためのキャップスペースも空けていて、受け入れ態勢は整っています。父もニックスのアシスタントコーチで、プレジデントのレオン・ローズがエージェントでした。そのレオン・ローズの息子がジェイレン・ブランソンのエージェントでもあります。もう家族ぐるみの付き合いですね。

マブスもニックスの数字+5年目をオファーできますが、ルカがいる限りリードガードにはなれません。はたしてマブスは食い止める事ができるのでしょうか。

PJ・タッカー

この夏もっとも重要なフリーエージェントかもしれません。スモールボールで、ヤニス、KD、テイタムらを守れるコンボ・ビックです。優勝を狙うのに欠かせない選手です。昨シーズンのプレーオフでもカンファレンス・ファイナルズまではサンズ以外はコンボ・ビックを擁していました。(ウォリアーズにはドレイモンド・グリーン、セルティクスにはアル・ホーフォードとグラント・ウィリアムス、マブスにはマキシ・クリーバがいました)。

このような選手を見つけようと思ってもなかなか見つけられません。今や3&Dウィングよりも需要は高いのではないでしょうか。シクサーズが3年$30Mの契約をオファーするというレポートがありますが、個人的には1年$10Mは安いと思います。37歳なので、3年契約は魅力的ですね。3年目がノン・ギャランティーにならないことを願います。

これからトレードで大きく動きそうなチーム

フリーエージェンシーではありませんが、今後のキャップスペースも絡めてトレードも活発になってきます。気になるチームをあげてみました。

アトランタ・ホークス

プレジデントのトラビス・シュレンクがチーム改善のためにトレードで大きく動くのも厭わないと公言しています。トレ・ヤングとデアンドレ・ハンター以外はトレードに出してもOKのようです。最近ではジョン・コリンズが交渉に多く名前が出ているようですが、まだ動きはありません。

まず最初のトレードは、スパーズのデジョンテ・マリーの獲得です。マリーはディフェンスに定評があり、オフェンスではヤング以外のボールハンドラーになることができます。

驚いたのは、マリー獲得のために出したサラリーがジョン・コリンズではなく、ダニロ・ガリナリだったことです。コリンズを出してガリナリをウェーブすればタックスをかわせたのですが、おそらくスパーズがガリナリを要求したのではないでしょうか。

しかし、このトレードでタックスに入ったので、まだまだ動きそうです。

ユタ・ジャズ

ロスターの課題が多いと言われているジャズは、ウィングとプレーメイクとストレッチビックが必要だと言われています。ディフェンスのスペシャリトのルーディー・ゴベアーがトレードされるのではないかと言われていますが、ジャズは彼を安く売らないとのこと。もしリターンが大きければ、トレードもありそうです。

また、現在10人でタックスを$1M超えてます。このままのロスターでタックスを払うとも考えられません。サラリーが大きいマイク・コンリーやボヤン・ボグダノヴィッチのトレードもあるかもしれません。せめてスウィッチできるスモールビックや3&Dウィングが欲しいところです。

インディアナ・ペイサーズ

再建なのかプレーオフを狙うのかビジョンが良くわからないチームですが、再建というとオーナーが怒りそうなのでそう言わないだけかもしれません。ロスターは確実に若返っており、トレードの噂にはマルコム・ブログドン、マイルス・ターナーの名前が良くあがってきます。このオフシーズンの動きで、今後の方向性が見えてくるのではないでしょうか。

ガードには、ハリバートン、クリス・デュアーテ、ルーキーで成長させたいベネディクト・マサーリンがいるので、バディー・ヒールドのトレードもありそうです。ヒールドにはレイカーズが狙っているとの噂もあります。

オーランド・マジック

現在キャップスペースが$27Mあります。再建中なので、キャップスペースを使ってスターを狙うような感じではありません。そのため、ドラフトアセットを得るために、キャップスペースを使って他チームからのサラリーダンプを受け入れると言われています。そのため、このオフシーズンで鍵となるチームです。エイトンやブリッジス等のサイン&トレードの3チーム目に使われるかもしれません。

同じような状況のチームにスパーズもあります。


参考サイト:Latest NBA Free-Agency Intel: Buzz on Dame Lillard, Jalen Brunson, Malik Monk, More/NBA free agency 2022: The most impactful decisions of the summer
サムネイル画像:Photo by Mitchell Leff/Getty Images