キャップ考察:フィラデルフィア・シクサーズ Trust the Process!!

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Philadelphia Sixers
フィラデルフィア・シクサーズ

※トバイアストレード前

シクサーズは、夏にウィングのシューターの補強に失敗しているため、このトレード&バイアウトのマーケットで動く可能性が高いチームです。噂では、ニックスへマブスからトレードされたウェス・マシューがバイアウトされたら狙っているようです。ジミー・バトラーの加入でビックスリー成りを果たしたシクサーズがどうなっていくのかキャップを通して見ていきたいと思います。

夏からの流れ

シクサーズは、夏にエリートFAへのピッチしていましたが、システムに必要なシューターのイリャソヴァとベリネリの代わりを見つける事は出来ませんでした。また、期待していたフルツも伸び悩み、計算に入れられなくなりました。その辺の焦りが、ジミー・バトラーのトレードをプッシュした要因かもしれません。そしてジミー・バトラーをトレードで獲得しました。

サラリー(バトラーと再契約すると仮定)

バトラーに関しては、プレーオフやチーム状況にもよるでしょうが、すでにシクサーズとバトラーの間では何らかの約束があると予想されます。そうでなければ、シクサーズはスターターのカヴィントンとサリッチを彼のために手放す事はなかったと思います。

バトラーは、来シーズン約19.8億円のプレーヤーオプションを取り下げてFAになる事はほぼ確定です。なぜなら、バトラーはFAになればシクサーズと5年で約190億円、他チームとは約140億円の契約が可能になるからです。もしシクサーズがバトラーとマックスで契約した場合、2019のサラリーは約30.7億円になります。

そうなると、来シーズンのサラリーは約90.5億円になり、キャップスペースは約18.5億円になります。これは結構大きい数字で、スターターレベルのプレーヤーを1年契約できる数字です。もちろん、シクサーズの場合は、JJ・レディック、またはウィングやシューター、エンビードの控えに使うべきでしょう。

ビックスリーの影響

エンビード、シモンズ、バトラーのマックス・ビックスリーをキープするのは、短期的にも長期的にもチームづくりに影響します。
エンビードは、2022-23シーズンまでだいたい年約30億円を稼ぎ、シモンズは2020-21シーズンに契約が切れ大きな契約延長が予想されます。またシモンズは、この7月に5年で約223億円のマックス契約延長が可能です。

(Mitchell Leff/Getty Images)

そうなると、ビックスリーに93.9億円を使ってしまう状態になります。

2020年:ビックスリー・サラリー内訳
ジミー・バトラー:約35.3億円
ジョエル・エンビード:約29.5億円
ベン・シモンズ:約29億円

オーナーがどれだけタックスを払うつもりかにもよりますが、2019年に狙うFAに大きな金額を長期的にコミットするのはむずかしいでしょう。

マーケル・フルツ

フルツのオプションは2020年には約12.2億円になります。バトラーと再契約するなら、ファイナンシャル的にも、チームへのフィット的にもフルツをトレードする必要があります。大学の時のようなシュートフォームが戻るか、シモンズがロングレンジのシュートを決められるようになれば話は変わりますが… ファイナンシャル的な理由とフィットの問題が理由で、バトラーが加入した時にフルツ無用論がおきたのです。

フルツをNo1で得るためにキングスのドラフトピックを犠牲にしたため、シクサーズは少しでもフルツのトレードで多くの見返りを期待したいところです。しかし、彼は今胸郭出口症候群(Thoracic Outlet Syndrome)という症状のため、試合に出る事ができません。おそらく2/7のトレードデットラインまでには復帰はしないため、トレード価値は最低です。トレードするなら少しでも彼をプレーさせてトレード価値をあげてからでしょう。いずれにしても、フルツは今シーズン終了後にトレードの可能性が高いです。サンズやマジックなど、フルツにかけてもいいというチームが1つは出てきそうです。

バトラーとのマックス契約の問題点

バトラーの問題は、年とケガではないでしょうか。バトラーは、来年の新契約前に30歳になり、キャリアほぼティボドーの元でプレーし、かなりヘビーに使われてきています。シクサーズは、フルバードライツを使って5年目をオファーできますが、そうなるとエンビードの契約よりも1年長くなります。その時彼は35歳です。もしみなさんがGMなら約40億円以上を35歳のバトラーにコミットするのは怖くありませんか?

バトラーはCP3のように、5年のフルマックスよりも少ないオファーを取るでしょうか(例えば4年)?おそらくGMのブランドは、少ないサラリー(上昇率も)か、最後の年のギャランティーを少なくするなどの交渉するでしょう。その時、バトラーは、他チームのオファーも検討しはじめるのでしょうか。

バトラーが他チームで契約すると、シクサーズのキャップスペースは6人で約57.1億円になります。マックス契約は1人なら可能です。

パワーバランス

バトラーが来てから、チームの顔でファンに大人気のエンビードの役割がペリメーターに変わったため不満を言っていました。オーナーはバトラーよりもエンビードを気にっているようです。政治力で負けてしまうため、バトラーは今までのように振る舞えないでしょう。バトラーは最近大人しくなり(大人になり?)、チームの勝利のためにプレーする事が重要で、勝つことが何よりも大事だと何度も言っています。

JJ・レディック

レディックは年齢的に来年が長期契約できる最後の年になるでしょう。ファイナンシャル的にシクサーズが大きな金額での3年契約等は彼にオファーしにくいと思いますが、アーリーバードライツを使えばキャップを超えて契約できます。本人は複数年契約希望です。シクサーズがFAでシューターが得られなければ、レディックとの複数年契約はあるかもしれません。

(Bill Streicher/USA TODAY)

プロセスの行方

シクサーズは、トレードデットライン、バイアウト(シューターが足りないため)、オフシーズンのトレードとFAと大きな決断を迫られます。バトラーとの契約、そしてその内容、フルツの行く末、3年以上タックスチームになってリピータータックスの領域まで踏み込むのか…等、目が離せないチームのひとつです。まだ「Trust the Process」なのか「The Process is done」なのか、オーナーがどのような球団の方向性を決めて行くのか要注目です。

シクサーズは今シーズンタックス以内で約4.4億円のルームMLEと新しくうまれた約2.5億円のトレードエクセプションを使って選手を追加できる。

参考サイト:CBA breakdown of the Jimmy Butler trade
サムネイル画像:Photo by AP images

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