今後のCBAについて、今まさにNBAとNBPAが交渉中だと思います。CBAでは選手たちの契約は6/30までになっているからです。シーズンがキャンセルされずに、6月にシーズンを再開するなら(5月でもいい)、契約日の変更をしなければいけません。
これから各契約がどうなるかをざっと見ていきましょう。
10 Day契約
文字通り10日間の契約。
10 Day契約の選手たちですが、この中断期間中に契約が切れてしまいました。
シーズン再開時には、中断した時点での日数が適用されると思います。
以下、10Day契約の選手たちです。
・グリズリーズのアンソニー・トレヴォー
・ホーネッツのジョー・チーレー
・ピストンズのドンタ・ホール
・ウォリアーズのチェイソン・ランドル
・キャブスのサードミニッック・ポインター、シェルドン・マック、
・ウォリアーズのドラガン・ベンダー
・クリッパーズのジョアキム・ノア
2Way契約
Gリーグでサラリーをもらいながら、NBAと45日間の契約ができる制度です。
こちらはしばらくは誰もNBAに行くことはないので、Gリーグのサラリーで支払われる事になります。Gリーグのシーズンはキャンセルされたので(3/28が最後の試合の予定だった)、シーズン再開前にNBAチームと合流して(練習日も45日に含まれてしまうため)、練習できる許可を出すかどうかが検討されているでしょう。
FAの選手
ほとんどの選手の契約は6/30までになっています。7/1にFAになる選手の契約ですが、ファイナルからの逆算で契約が切れる日付を変更又は延長するのではないでしょうか。それまでは契約の効力が続くと思われます。
アンソニー・デイヴィスが契約が切れたため、プレーオフに出れないなんて事はないでしょう!
いずれにせよ、6/30までにはなんらかの答えがでるはずです。
コーチ、スタッフ、フロントオフィス
彼らの球団との契約も選手たちと同じように、契約が切れる日付は6/30になっています。
しかし彼らはCBAには含まれませんので、選手たちとは違い、それぞれが個別の交渉をしなければなりません。多くの契約はCBAに準じたものになるでしょう。

(by Chris Szagola/AP)
次回は、コロナで選手のサラリーがどう影響したのか見ていこうと思います。
参考サイト:The NBA’s big financial questions and what comes next
サムネイル画像:Photo by Harry How/Getty