ハーデンがトレード先にネッツを希望

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日曜日に「ジェームズ・ハーデンがトレード先のリストのトップにネッツを入れている」という情報が流れてきました。

 

しかし、これが割としっかりしている人のものだったので、単なる噂とは捨て去ることができずもやもやしていましたが、ESPNのWojとザック・ロウとラモナ・シェルバーンがその記事を出しました。彼らは複数のソースからの情報の裏付けを取ってからしか記事にしないので、これは本当でしょう!

ハーデンはネッツに行きたがっています!

実はこれよりも前にケンドリック・パーキンスがその情報を流していましたが、噂程度で済まされてしまっていました…😢

 

ネッツは、ハーデンにとってはいちばんメークセンスな球団なんじゃないかと思います。ネッツには、自分の能力を信じてPGに抜擢し、MVPを取らせるまでに成長させたダントニもいるし、サンダーで一緒だったケヴィン・デュラントもいます。また、ネッツはビックマーケットでオーナーは金持ちで優勝を狙えます。

ESPNのWojとザックとラモナの記事によると

[perfectpullquote align=”full” bordertop=”false” cite=”” link=”” color=”” class=”” size=””][icon name=”quote-left” class=”” unprefixed_class=””]  ハーデンは、ロケッツがこのまま優勝争いに参加できなくなるのではないかと不安を持っていて、契約が切れる前にトレードを要求する可能性も検討している。[icon name=”quote-right” class=”” unprefixed_class=””][/perfectpullquote] [perfectpullquote align=”full” bordertop=”false” cite=”” link=”” color=”” class=”” size=””][icon name=”quote-left” class=”” unprefixed_class=””]  ハーデンは、オフシーズンにロスでケヴィン・デュラントと一緒にワークアウトをしていた。その時に、2人が一緒にプレーするアイディアが生まれて、どのようなコンビネーションがうまく行くか、どんなトレードができるか等を隠さずに話していた。[icon name=”quote-right” class=”” unprefixed_class=””][/perfectpullquote]

 

またSNYのイアン・ベグリーによると、ハーデンの関係者がネッツの選手にトレードをどう思うか聞くために連絡をとったそうです。

その記事によると、[icon name=”quote-left” class=”” unprefixed_class=””]  支持する選手もいたそうですが、それを気に入ってはいない選手もいた[icon name=”quote-right” class=”” unprefixed_class=””] そうです。

すでにハーデンサイドはトレードに向けて動いているという事ですね。

ただ、ロケッツとネッツはトレード交渉をしていないそうです。

 

トレードの内容

ハーデンをネッツに送るトレードのサラリーマッチはどうなるのでしょうか。

ロケッツはハーデンを出す代わりに、キャリス・レヴァート、スペンサー・ディンウィディー、ジャレット・アレン、プリンスの組み合わせを送ると言われています。ロケッツは再建に入りますが、お金に困っていそうなので、ネッツからはできるだけ少ないサラリーを引き取ることで合意する可能性があります。その場合は、約33億円のサラリーを受け取ればいいので、実際には、ディンウィディーの約11.4億円、レヴァートの約16.2億円、アレンの約3.9億円+若手でトレードするのではないでしょうか。

またウェストブルックのトレードでピックを失ってしまったロケッツは、できるだけプロテクションがかかっていない1stラウンドピックを加える要求をするでしょう。ネッツには2021以降ずっとNo.1ピックがあるので、いくつのピックが動くかは交渉次第です。

トレードのプロコン

このトレードで問題になるのは、ボールを持たなければいけないカイリーとハーデンがどう共存するかです。カイリーはオフボールで活躍できる選手ではなさそうなので、ハーデンが元のSGに戻ることになるでしょう。KDは、ステフやクレイとプレーしたウォリアーズ時代に、時には他の選手に働いてもらう必要性を学んだと言っていたので、KDに関しては、そこはあまり問題にならないと思います。

特にカイリーの場合は、メンタルも心配です。3人目のスターが欲しいと言っていましたが、もし自分が「3人目」になってしまった場合、それにどう反応して、どうプレーや精神面に影響するのでしょうか。

しかし、ハーデンレベルの選手を得られるチャンスは滅多にないので、ネッツがハーデンのトレードを検討しても驚きません。

ポジティブな面もあります。コーチ未経験とはいえ、ナッシュはEQが高そうなので、ひょっとしたらカイリーとハーデンが役割に納得して機能してしまうかもしれません。最低2人のうち1人がボール・マネジメントに納得すればOKなので、意外とすんなり行くかもしれません。

外にシューターが並んでのカイリー/ハーデンとKDのPnRやスペインPnRは想像しただけで恐ろしいです。「7セカンズ・オア・レス + アイソ」も見てみたい気もします。KDがスリーのあるイバカを勧誘しているのも理解できます。

そして、ネッツにとって怖いのはアキレス腱をやってしまったKDと、肩のケガから復帰するカイリーが完全な前の状態に戻らないことです。これはシーズンがはじまらないと何とも言えません。もし彼らが100%の状態に戻れなければどうするのか?しかもカイリーはケガをしがちです。そこにケガに強いハーデンがいると心強いのは確かです。(レヴァートもディンウィディーもいるので、レギュラーシーズンは問題ないかもしれませんが、プレーオフでは影響が出そう)

しかも、今シーズンはスケジュールがタイトで連戦も増えます。スター選手が多ければ成績を落とさずにロード・マネジメントもできる利点もあります。

ネッツにとって一番良いのは、ケガから復帰したKDとカイリーの様子を見て、それにディンウィディーやレヴァートがどのように彼らにフィットするのか見極めてからハーデンのトレードを検討することです。ロケッツも流石にハーデンの望まないチームにトレードすることはないと思いますし、今焦る必要はないと思います。もし今のチームが素晴らしく機能するなら、KDもハーデンをあきらめることを納得してくれるはずですし、KDもカイリーもケガからの復帰がイマイチならハーデン獲得に動いてもいいでしょう。

いずれにしても今シーズンのネッツは最も注目を浴びるチームのひとつです。

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サムネイル画像:Photo by AP Photo/Nell Redmond