トレード特集 Prt.2:ピストンズ&マジック

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今回は、イーストでタンク中のピストンズとマジックのトレード情報をまとめました。ピストンズにはこのトレードシーズンでもっとも需要が高いジェラミ・グラントがいるので、注目が高まっています。

デトロイト・ピストンズ

タンク中のピストンズは、ケイド・カニンガムやセディック・ベイらの若手選手の成長曲線に合わず、契約が残り1年のジェラミ・グラントをトレード市場に出しているようです。なので、今回はピストンズのトレード情報というよりも、グラントのトレード情報と言った方が正確かもしれません。

ジェラミ・グラントはプレーオフチームから人気があります。今のところ噂であがっているだけで言えば、ウィザース、ニックス、ブレイザース、レイカーズ、サンズ、ジャズ、ブルズ、セルティクス、ペイサーズ、ウルブス、キングスがいます。その人気の理由は、どんなシステムにもフィットできて、プレーオフで相手エリートウィングを守れて、スリーも撃てて、サラリーが約20億円でリーズナブルといろいろあります。特にKDやヤニスを守れてオフェンスで点も取れるのでイーストのチームには良さそうです。

(2021年ジェラミ・グラントのハイライト)

今、彼は右手親指のUCLのケガで欠場していますが、トレードの問題にはならないでしょう。オフシーズンには4年で約112億円の契約延長が可能で、夏にその契約延長を狙っているそうです。また、オフェンスでも主な役割を担いたいため、それができないチームへ行きたくないそうです。同じ金額で優勝候補のナゲッツよりも弱いピストンズを選んでいるので、本当のことでしょう。

グラントのエージェントがフロントに、「彼をトレードするなら、これが彼がプレーしたいチームのリストだ」と言ってトレード希望リストを渡しているそうで、グラントのトレードでは、ピストンズが望むリターンとグラントが行きたいチーム(契約延長とオフェンスの役割)の両方を考慮する必要がありそうです。

ピストンズはグラントのリターンに、2つの1巡目指名権か1つの1巡目指名権+成長力がある若い選手を求めていて、妥当なところだと思います。

レイカーズがグラントを狙っているというレポートが出ていますが、レイカーズには他チームを出し抜けるような若い選手も直近の指名権もないので、グラントは獲得できないでしょう。グラントもオフェンスで4番手(レイカーズにはすでにレブロン、AD、ウェストブルックがいる)になるレイカーズには行きたくないのではないでしょうか。実際にグラントは、レブロンとADに次ぐ3番手としてプレーしたくないので、レイカーズには行きたくないと言っているそうです。また、レイカーズはタックスにどっぷり入っているので、契約延長は厳しいのではないでしょうか。

彼に興味があると言われているチームの指名権を見てみると:ジャズは1巡目指名権を2026年まで出せませんし、ブレイザースもウィザースも遠い1巡目しかだせません。サンズも2024年までダメなので、この中で1巡目指名権がすぐに出せるのはニックス、セルティクス、ウルブス、キングスしかいません。(セルツは候補から外れたという情報もあります)

この中でオフェンスで中心的な役割を期待できるのは、ニックスとキングスでしょうか?

PFが必要なブルズもフィット的にはおもしろそうですが、出せる1巡目指名権がありません。ただ、ブルズにはピストンズのGMのウィーバーが気に入っていると言われているパトリック・ウィリアムズがいるので、まだ可能性が断たれたわけではありません。ウィーバーは、2020年のドラフト時にはウィリアムズに指名を確約までして7位指名しようとしていたくらいなので、ピストンズはウィリアムズが得らるのであれば指名権が多少悪くてもトレードを考えるかもしれません。また、グラントはブルズのGMのエヴァースリーとはシクサーズで一緒で、ブルズのヘッドコーチのビリー・ドノヴァンとはサンダーで一緒でした。

しかし、グラントにとってすでにポイントゲッターのラヴィーン、デローザンがいるブルズは魅力的でなさそうです。

また、ザック・ラヴィーンの再契約も控えているブルズは、グラントと契約延長すればロースターが11人だけでタックスに入ってしまいます。ブルズは滅多にタックスを払わないので、ここはむりせずにルーキー契約のウィリアムスの方がブルズにとって良いのかもしれません。

ウィザースがグラントを獲得できる有力候補だと言う人もいます。理由は3つほどあり、①ウィザースには八村塁、デニ・アヴディア、コリー・キスパートらの若い選手がいて、②グラントはDCエリアで育ち、③ヘッドコーチのウェス・アンセルドとナゲッツで一緒で彼のことをよくわかってるからだそうです。

ウィザースも今プレーイン圏内なので、グラントを獲得してプレーオフ・プッシュをしていきたいところでしょう。その場合、八村塁かデニ・アヴディアは間違いなくそのパッケージに入るとのこと。ハレルの切れる契約もサラリーマッチに役立ちそうです。

しかし、ウィザースの場合、トレードできる1巡目指名権が遠く(ロケッツにジョン・ウォールをトレードした時にロケッツに2026年までひっぱれる指名権を渡している)、2028年までできません。ウィザースがロケッツと交渉してプロテクションを変えるならもっと早い指名権を出せますが、ロケッツがそれを合意するでしょうか?

グリズリーズの名前も出ているそうですが、今回グリズリーズは彼を追うことはないとのことです。グリズリーズのGMのザック・クレイマンは忍耐強いアプローチでチームづくりをしてきていて、グラントのトレードはその逆を行くと言う人たちもいるそうです。

これだけ需要が高いと、グラントのトレードはピストンズがどの若手を評価しているのか、どのチームの1巡目指名権と若手を評価しているかにかかっていそうです。

この夏に数少ないキャップルームがあるピストンズのひとつの狙いはビックマンだそうです。ピストンズはRFAになるデアンドレ・エイトンにマックスをオファーするのではないかと言われていますが、サンズはエイトンを手放さないでしょう。そのため、シーズン中にビックを狙うことも考えられます。

近い1巡目指名権を持っているニックスとキングスにはビックがいます。

ニックスには若いミッチェル・ロビンソンもいますし、クウィックリー、グライムス、トッピンらの若手も揃っています。

キングスもリショーン・ホームズをトレードに出しているそうですが28歳とグラントと1年しか年齢が変わりません。ピストンズはバグリーに興味を持っているとも言われていますが、バグリー以外にグラントのサラリーにマッチする有望な若手はハリバートンくらいしかいません。キングスはハリバートンを出さないでしょうから、グラント獲得のいちばんの有力チームはニックスになりそうです。

オーランド・マジック

契約が今シーズンまでのゲーリー・ハリスと、再建の成長曲線に合わないテレンス・ロスを売りに出しているようです。ゲーリー・ハリスは守備もよく、スリーもあるので優勝候補のロスターにフィットしそうです。

(テレンス・ロス Photo by Mike Watters/USA TODAY Sports)

マジックのビックにはすでにジョナサン・アイザックとウィンデル・カーターがいるので、この夏にRFAになるモ・バンバも条件次第ではトレードされるかもしれません。彼は4年で約50億円のオファーはされるのではないかと言われています。そうなると、すでにアイザックに約17.4億円とカーターに約11.5億円払っているマジックは、3人目のビックのバンバのオファーにマッチしないでしょう。そうなるとやはりトレード要員に入りそうです。

ビックに興味があるピストンズがRFAになる前にバンバを得ようとするかもしれないというレポートもあります。

マジックは、ゲーリー・ハリス、テレンス・ロス、モ・バンバに1巡目指名権を要求しているそうです。ライバルチームは、トレードデットラインが近づけば、それが2つの2巡目指名権に落ちるだろうと楽観的に考えているそうです。

(モ・バンバ vs エンビード)

トレード特集 Prt.1:ホークス&キングス

トレード特集 Prt.3:レイカーズ&ロケッツ

トレード特集 Prt.4:ブルズ/バックス/キャヴス/ネッツ

トレード特集 Prt.5:ラプターズ/ホーネッツ/セルティクス


参考サイト:Update on Ben Simmons trade talks, frustrated Hawks star John Collins a possible match? NBA news and notes/NBA Rumors Binge: A Desperate Ben Simmons Suitor + How Lakers Can Keep Monk/Latest NBA Trade Intel: How Will Dame Lillard Surgery Impact Ben Simmons Market?/De’Aaron Fox addresses Kings trade rumors, his ideal role in the NBA/Sources Explain Why James Harden Would Welcome New Scenery Next Season/NBA Rumors Binge: A Desperate Ben Simmons Suitor + How Lakers Can Keep Monk