2022 NBAドラフト・モックドラフトまとめ

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ドラフトの醍醐味のひとつに、予想と現実のギャップから湧き上がる驚きや失望などの生の感情との触れ合いがあると思います。このようにドラフトを楽しむためには、まずは予想を知っておかないとフルで楽しめないのではないでしょうか。そこで今回は、誰が何位で指名されるのか大手メディアのモックドラフトをまとめました(ジョン・ホリンジャーだけモックドラフトではなくビックボードです。全員6/22時点の予想)。ロッタリー限定です。

今年は元ESPNのドラフト・インサイダーでThe Big Boardを運営しているチャッド・フォードのモックドラフトが課金制ニュースレターになってしまったので、代わりにヤフー・スポーツのクリステン・ピークとSports Illustrated紙のジェレミー・ウーのモックドラフトを入れています。

前回の記事でロッタリー候補選手の評価もまとめたので、そちらも参考にして今年のドラフトを楽しんでいただければと思います。

では1位から順に各メディアの予想を見ていきます。

No.1: オーランド・マジック

メディアドラフトレポーター予想選手
ESPN:ジョナサン・ギヴォニージャバリ・スミス
The Ringer:ケヴィン・オコナージャバリ・スミス
The Athletic:ジョン・ホリンジャージャバリ・スミス
Breacher Report:ジョナサン・ワッサーマンジャバリ・スミス
Sports Illustrated:ジェレミー・ウージャバリ・スミス
Yahoo Sports:クリステン・ピークジャバリ・スミス

ESPNのギヴォニーが、もしマジックがジャバリ・スミス以外を指名するようなら大きな驚きだと言っているように、スミスの1位指名はほぼ確実のようです。スミスはマジックとサンダーとしかワークアウトをしていないとの事。

No.2: オクラホマシティー・サンダー

メディアドラフトレポーター予想選手
ESPN:ジョナサン・ギヴォニーチェット・ホームグレン
The Ringer:ケヴィン・オコナーチェット・ホームグレン
The Athletic:ジョン・ホリンジャーパオロ・バンケロ
Breacher Report:ジョナサン・ワッサーマンチェット・ホームグレン
Sports Illustrated:ジェレミー・ウーチェット・ホームグレン
Yahoo Sports:クリステン・ピークチェット・ホームグレン

ホームグレンもマジックとサンダーとしかワークアウトをしておらず、サンダー行きも問題ないとの事。サンダーは、プレーヤー・デベロップメントのインフラ、コーチ、カルチャーの観点から、選手やエージェントから気に入られているそうです。

No.3: ヒューストン・ロケッツ

メディアドラフトレポーター予想選手
ESPN:ジョナサン・ギヴォニーパオロ・バンケロ
The Ringer:ケヴィン・オコナーパオロ・バンケロ
The Athletic:ジョン・ホリンジャージェイデン・アイヴィー
Breacher Report:ジョナサン・ワッサーマンパオロ・バンケロ
Sports Illustrated:ジェレミー・ウーパオロ・バンケロ
Yahoo Sports:クリステン・ピークパオロ・バンケロ

ロケッツはバンケロのワークアウトを見た後で、クリスチャン・ウッズをトレードで出したそうで、ここでバンケロを指名するだろうとのこと。

No.4: サクラメント・キングス

メディアドラフトレポーター予想選手
ESPN:ジョナサン・ギヴォニージェイデン・アイヴィー
The Ringer:ケヴィン・オコナージェイデン・アイヴィー
The Athletic:ジョン・ホリンジャーチェット・ホームグレン
Breacher Report:ジョナサン・ワッサーマンジェイデン・アイヴィー
Sports Illustrated:ジェレミー・ウーキーガン・マリー
Yahoo Sports:クリステン・ピークジェイデン・アイヴィー

キングスはここでアイヴィーを指名して、アイヴィーを取りたいチームとトレードすると考えているチームが多いそうです。もし指名権をキープするなら、アイヴィー、キーガン・マリー、ベネディクト・マサーリンの中からの指名になりそうだとの事。アイヴィーのエージェンシーはCAAですが、CAAはキングスがトレードしないと言っていたにも関わらずトレードしてしまったハリバートンのエージェンシーでもあります。それに加え、ガードにはフォックスもミッチェルもいますし、プレーヤーデベロップメントもできなそうなのもあり、アイヴィーはキングスとのやりとりはしていないそうです。それはキングスは彼のメディカルを見られないことを意味します。キングスはキーガン・マリーをフォックスとサボニスとのディナーに誘ったとのレポートもあります。はたしてキングスはそれでもアイヴィーを指名するのでしょうか。

また、ペイサーズ(No. 6)、ウィザース(No. 10)、ニックス(No. 11)、サンダー(No. 12)、ホークス(No. 16)らのチームがキングスの4位指名権に関して会話をしているとも。このような流動的な状況から、今年のドラフトはキングスからはじまると言っているひとたちもいます。

No.5: デトロイト・ピストンズ

メディアドラフトレポーター予想選手
ESPN:ジョナサン・ギヴォニーベネディクト・マサーリン
The Ringer:ケヴィン・オコナーベネディクト・マサーリン
The Athletic:ジョン・ホリンジャーベネディクト・マサーリン
Breacher Report:ジョナサン・ワッサーマンキーガン・マリー
Sports Illustrated:ジェレミー・ウージェイデン・アイヴィー
Yahoo Sports:クリステン・ピークキーガン・マリー

マサーリンはワークアウトでの競争心、個別ドリル、インタビューセッションで、その評価をロッタリー中盤まであげているそうです。スクリーンからのシュートやオープンコートでのスキルはケイド・カニンガムともフィットすると見られているようです。また、今年で契約が切れるジェラミ・グラントも早ければドラフトの夜にトレードに出されるかもしれないようです。

No.6: インディアナ・ペイサーズ

メディアドラフトレポーター予想選手
ESPN:ジョナサン・ギヴォニーキーガン・マリー
The Ringer:ケヴィン・オコナーキーガン・マリー
The Athletic:ジョン・ホリンジャーシャエドン・シャープ
Breacher Report:ジョナサン・ワッサーマンAJ・グリフィン
Sports Illustrated:ジェレミー・ウーベネディクト・マサーリン
Yahoo Sports:クリステン・ピークシャエドン・シャープ

ペイサーズはマルコム・ブログドンとマイルス・ターナーのトレードについての連絡をたくさん受けているそうで、ドラフトで大きく動くかもしれません。ニックスにブログドンをトレードして11位指名権を得て、その11位指名権かクリス・デュアーテをこの指名権とパッケージにして出せば、キングスの4位指名権を得られるかもしれないとの事。また、プレーオフを目指すことになると、サボニスを出して空いた4の穴を埋める選手を指名する可能性が大きいようです。

No.7: ポートランド・トレイルブレイザース

メディアドラフトレポーター予想選手
ESPN:ジョナサン・ギヴォニーシャエドン・シャープ
The Ringer:ケヴィン・オコナーシャエドン・シャープ
The Athletic:ジョン・ホリンジャーキーガン・マリー
Breacher Report:ジョナサン・ワッサーマンベネディクト・マサーリン
Sports Illustrated:ジェレミー・ウーダイソン・ダニエルズ
Yahoo Sports:クリステン・ピークベネディクト・マサーリン

シャープはワークアウトごとにパフォーマンスをあげていっており、思っていたよりも競争心が強いとのこと。デミアン・リラードもシャープのことは高く評価しているようです。経験のなさや評価の機会の少なさの影響もあり、彼がこの順位よりも高く指名されるのはきびしいだろうとのこと。

今年から元ESPNのドラフト・エキスパートのマイク・シュミッツが、アシスタントGMとしてブレイザースのフロントに移りました。スカウト部門を最強に強化したブレイザースが誰を評価してドラフトするのかも大きな見所です。

No.8: ニューオリンズ・ペリカンズ

メディアドラフトレポーター予想選手
ESPN:ジョナサン・ギヴォニーダイソン・ダニエルズ
The Ringer:ケヴィン・オコナーダイソン・ダニエルズ
The Athletic:ジョン・ホリンジャージェレミー・ソハン
Breacher Report:ジョナサン・ワッサーマンダイソン・ダニエルズ
Sports Illustrated:ジェレミー・ウーシャエドン・シャープ
Yahoo Sports:クリステン・ピークダイソン・ダニエルズ

サンズがデアンドレ・エイトンと契約するためのキャップスペースを空けるために、キャメロン・ジョンソンをペリカンズにトレードして8位指名権を狙うという噂もあるようです。

No.9: サンアントニオ・スパーズ

メディアドラフトレポーター予想選手
ESPN:ジョナサン・ギヴォニージェイレン・ダーレン
The Ringer:ケヴィン・オコナーウズメン・ジェン
The Athletic:ジョン・ホリンジャーダイソン・ダニエルズ
Breacher Report:ジョナサン・ワッサーマンジョニー・デイヴィス
Sports Illustrated:ジェレミー・ウーウズメン・ジェン
Yahoo Sports:クリステン・ピークジェイレン・ダーレン

ダーレンは今年が契約最後になるヤコブ・ポートルの後継者になることができ、ロブキャッチとショットブロックは即戦力で使えるとの事。また、ジェレミー・ソハンも検討しているとも言われているそうです。また、ライバルチームは、スパーズがこの指名権で得た選手とポートルのパッケージで、7月にデアンドレ・エイトンのような選手とのサイン&トレードをする可能性も考えているそうです。

No.10: ワシントン・ウィザース

メディアドラフトレポーター予想選手
ESPN:ジョナサン・ギヴォニージョニー・デイヴィス
The Ringer:ケヴィン・オコナージョニー・デイヴィス
The Athletic:ジョン・ホリンジャージョッシュ・ミノット
Breacher Report:ジョナサン・ワッサーマンシャエドン・シャープ
Sports Illustrated:ジェレミー・ウージョニー・デイヴィス
Yahoo Sports:クリステン・ピークジョニー・デイヴィス

この指名権は能力を証明されたバックコートの選手とトレード可能だと広く認知されているそうです。ウィザースはバックコートを改善する必要があり、リーグ内ではブログドンやモンテ・モリスなどのPGの名前がトレードの可能性がある選手としてあがっているそうです。もし指名権をキープするなら、ディフェンス、アンセルフィッシュ、得点能力があるジョニー・デイヴィスが即戦力になると考えられているようです。ウィザースは今年は才能よりも必要性でドラフトをするということでしょうか。

No.11: ニューヨーク・ニックス

メディアドラフトレポーター予想選手
ESPN:ジョナサン・ギヴォニーAJ・グリフィン
The Ringer:ケヴィン・オコナージェイレン・ダーレン
The Athletic:ジョン・ホリンジャーブレイク・ウェズリー
Breacher Report:ジョナサン・ワッサーマンマラカイ・ブランハム
Sports Illustrated:ジェレミー・ウージェイレン・ダーレン
Yahoo Sports:クリステン・ピークAJ・グリフィン

ニックスはこの指名権でマルコム・ブログドンのようなスターティングPGを得るために、トレードアウトやトレードダウンも検討しているとの事。

No.12: オクラホマシティー・サンダー(via クリッパーズ)

メディアドラフトレポーター予想選手
ESPN:ジョナサン・ギヴォニーウズメン・ジェン
The Ringer:ケヴィン・オコナージェレミー・ソハン
The Athletic:ジョン・ホリンジャージェイレン・ダーレン
Breacher Report:ジョナサン・ワッサーマンジェイレン・ダーレン
Sports Illustrated:ジェレミー・ウージェレミー・ソハン
Yahoo Sports:クリステン・ピークマラカイ・ブランハム

No.13: シャーロット・ホーネッツ

メディアドラフトレポーター予想選手
ESPN:ジョナサン・ギヴォニージェレミー・ソハン
The Ringer:ケヴィン・オコナーAJ・グリフィン
The Athletic:ジョン・ホリンジャーAJ・グリフィン
Breacher Report:ジョナサン・ワッサーマンジェレミー・ソハン
Sports Illustrated:ジェレミー・ウーAJ・グリフィン
Yahoo Sports:クリステン・ピークジェレミー・ソハン

ホーネッツは2つの1順目指名権(13位と15位)があり、プレー時間が必要なルーキーを得るためにふたつの指名権を使うことは考えづらいとの事。この2つの指名権を使ってトレードアップするなら、狙いはシャープだと言われています。シャープはホーネッツのワークアウトを了承して、多くのチームを驚かせたそうです。

No.14: クリーブランド・キャヴァリアーズ

メディアドラフトレポーター予想選手
ESPN:ジョナサン・ギヴォニーオチャイ・アバジ
The Ringer:ケヴィン・オコナーオチャイ・アバジ
The Athletic:ジョン・ホリンジャータイタイ・ワシントン
Breacher Report:ジョナサン・ワッサーマンオチャイ・アバジ
Sports Illustrated:ジェレミー・ウージェイレン・ウィリアムス
Yahoo Sports:クリステン・ピークオチャイ・アバジ

キャブスはフリーエージェンシーとドラフトで、ペリメーターのシュートとサイズのあるウィングを探すそうです。キャブスはアバジの他にも、3&Dでプラグ&プレーができるジェンも高く評価しているとの事。アバジかジェンを指名する可能性が高そうです。

全体としては、1位から3位指名までは予想通りの展開で、プレーオフを目指して即戦力が欲しい4位のキングス、ブログドンを売りにだしている6位のペイサーズ、リラードのプライムを無駄にしたくない7位のブレイザース、ポイントガードを探している10位のウィザースと11位のニックス、ドラフトアセットが豊富でトレードアップを狙うサンダー、13位と15位を持つホーネッツらに動きがありそうな印象です。

今年はトレードもかなり絡んで来そうなので、どのような展開になるか予想がむずかしくなっていると思いますが、その分エンタメとして楽しいイベントになりそうな予感です。


参考サイト:2022 NBA mock draft: Projecting all 58 picks based on latest intel and scouting/The Ringer’s 2022 NBA Draft Guide/Hollinger’s Top 75 NBA Draft prospects: Jabari Smith No. 1, plus tiers and breakdowns of 2022 class/Updated 2022 NBA Mock Draft: Why Teams Are Nervous About Chet Holmgren/NBA Mock Draft 2022: Latest Buzz and Predictions for All 58 Picks/Final 2022 NBA Mock Draft: Projections for all 58 picks ahead of Thursday’s draft
サムネイル画像:Photo by Eakin Howard/Getty Image