シャムズのトレード最新情報

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90%のNBA選手がトレードできるようになる12/15までもう少しです。それから12/19~22にベガスでおこなわれるGリーグのショーケースにチームのエグゼクティブたちが集まり、更にトレードトークが加速していくそうです。その前に、The Athleticのシャムズ・チャラニアがザ・アソーシエーションでどんなトレードトークがアツいのか紹介してくれていたので、内容をまとめました。

ロサンゼルス・レイカーズ

まずはMPVクラスの活躍をしているADとレブロンを擁するレイカーズです。レイカーズはレブロンがいる間、できるだけ彼をサポートできるロスターをつくろうとしているそうです。

レイカーズが他チームと話しているプライオリティーはシュートで、スリーポイントが%のボーヤン・ボグダノヴィッチがいるピストンズにも連絡を取っているとの事。交渉では、プロテクションがかかった1巡目指名権ひとつとサラリーマッチ用の選手のパッケージをオファーしているそうです。

しかし、ボグダノヴィッチに関してピストンズは他からもおよそ12チームからの問い合わせを受けていて、1巡目や2巡目をオファーしされているようです。それに、ピストンズのGMのトロイ・ウィーバーは若い選手たちのリーダーになったボグダノヴィッチを動かすことをためらっているとも言われています。これは、2月のトレードデットラインまで売値を上げていく算段だと思われます。

マーク・ステインもシャムズと同じことをレポートしていて、他のチームはなんとかレブロンのためにチームを良くしたいと考えているレイカーズから2027年と2029年の1巡目指名権を「抜き取ろう」としていると話しています。足元を見られる中での交渉になっているようで、レイカーズにとっては厳しいトレードシーズンになりそうです。

ラッセル・ウェストブルックに関しては、以前ほどトレードの話が出ている様子は感じられません。ウェストブルックが6マンのロールにはまっていて、どちらかと言うとローテーションに入れていないケンドリック・ナンやスリーが入らないパット・ベヴァリーの方がトレード候補になってきている印象です。なのでトレードに出される選手は、獲得する選手のサラリーに合わせて流動的になりそうです。

また、レイカーズは、ニックスのカム・レディッシュとエヴァン・フォーニェを巡るトレードも話をしたとの事です。

フェニックス・サンズ

現在4連敗中のサンズもジョー・クラウダーのトレードをしてロスターを改善しなければいけません。

最近サンズは以下のようなクラウダーを巡る3チーム・トレードを交渉したそうです。

  • サンズ:バックスにクラウダーを送る
  • バックス:ロケッツに4つの2巡目指名権と選手たちを送る
  • ロケッツ:サンズにエリック・ゴードン&/or ケニオン・マーティン Jr.を送る

ESPNのザック・ロウも以前、クラウダーの3チームトレード交渉にロケッツのゴードンが入っていると話していたので、その情報とも合っています。

このトレードが成立しなかったのは、ロケッツがゴードンに1つの1巡目指名権とマーティンに1つのとても良い1巡目指名権を求めたからだそうです。ロケッツは複数の優勝候補チームからゴードンへの興味を受け取っているそうです。

以前から言われていますが、シャムズはホークスとヒートもクラウダーに興味を持っているとレポートしています。

アトランタ・ホークス

ジョン・コリンズを売りに出しているホークスです。ホークスは少なくとも契約延長をする前の2021年からコリンズをマーケットに出しています。そのコリンズにはジャズ、ウィザーズ、ネッツ、マーヴェリックスが興味を持っているそうです。そうなると、マーヴェリックスは現在のGMのニコ・ハリソンになる前からコリンズに興味を持っていることになります。

ホークスはネッツのジョー・ハリスを含めたトレードにはこれまで興味を示していないとの事。サンズもコリンズへの興味はありますが、彼の残りのサラリー(3年で$75)は受け取りたくないそうです。そうなると、クラウダーに興味を持っているホークスとのクラウダー ⇄ コリンズのトレードはなさそうです。

オフェンシブ・ボードをクラッシュできるコリンズは、ウィル・ハーディーのシステムにフィットすると思うので、コリンズにとってジャズが相性良さそうに見えます。今スリーが決められないホークス(32.1%でリーグ29位 *1/13日時点)もスリーが45%以上のケリー・オリニクを中心としたパッケージを検討しても良いかもしれません。それならタックスぎりぎりのホークスはサラリーを抑えられ、カペラのアンライクリー・ボーナスでタックスを超えをしてしまわないかとハラハラしなくても良くなります。ホークスにはまだ2023年の指名権があります(その後は2029年まで1巡目指名権をトレードに出すことができません)。ここはコリンズのエージェントの腕の見せ所ではないでしょうか。


サムネイル画像:Photo by Issac Baldizon/Getty Images